医療保険の選び方

医療保険を選ぶ時に押さえておきたいポイント14選!

(最終更新日:2020年12月16日)

医療保険は、生命保険会社だけでなく損害保険会社からも販売されていて、非常に多くの商品があります。
数多くある医療保険の中から一つを選ぶのは大変です。
ここでは、医療保険を選ぶ上でのポイントを見ていきましょう。

(1)保険期間

医療保険の保障期間は1年・5年・10年等の定期型と、一生涯保障が続く終身型があります。

基本的に月々支払う保険料は、同年齢であれば定期タイプの方が安くなります。

しかし、終身型の保険料は加入時から一生涯同じであるのに対して、定期型は、満期を迎え更新する時、更新時の年齢で保険料を計算しますので、更新の度に保険料が高くなります。

 

 

(2)入院日額

入院1日当たりの給付金の金額のことです。

入院日額は5千円から2万円まで、千円単位で設定が可能です。

プロに相談して、入院や治療にかかる費用を教えてもらい、入院給付金日額を設定するとよいでしょう。

詳しくはこちら↓

医療保険の入院日額をいくらにすればいいか?入院時の費用実態を基に解説

 

 

(3)1入院の限度日数

60日型・120日型・180日型等の種類があります。限度日数が多いほど保険料が高くなります。

詳しくはこちら↓

医療保険の入院限度日数とは?何型を選ぶのが良いか解説します。

 

 

(4)通算支払日数

保険期間を通して受け取れる入院給付金の日数限度も設けられています。これを「通算支払限度日数」といい、日数は730日、1000日、1095日など商品によってさまざまです。通算支払限度日数が多いほど保険料は高くなります。

 

 

(5)入院何日目から保障されるか

「日帰り入院から保障」「1泊2日の入院から保障」「入院5日目から保障(4日間免責)」等があります。保障開始が早いものほど保険料が高くなります。

詳しくはこちら↓

医療保険で入院保障の開始日を決めるには?

 

 

(6)手術給付金

医療保険によって、手術給付金の金額を入院給付金日額の10・20・40倍としている保険や、一律20倍にしている保険があります。
また、対象となる手術については、健康保険適用範囲内の「約1,000種類の手術」に対応しているか、保険会社の約款所定の「88種類」に対応しているかの大きく2つに分かれます。
「約1,000種類の手術」に対応している方が安心度は高いでしょう。
※88種類は88分類という意味ですので、1,000種類の手術に比べ極端に数が少ないという意味ではありません。

 

 

(7)保険料の払込期間

払込期間とは保険料を払う期間の事です。定期型の場合、保険期間と保険料支払期間は同じになります。

一方、終身型は生涯保険料を支払い続ける終身払いと、60歳や65歳などで保険料を支払い終える短期払いを選ぶことができます。

 

終身払いの特徴

• 短期払いに比べ1か月あたりの保険料が安くなります。毎月の保険料を抑えたい方におすすめです。

• 生きている限り保険料を支払うことになりますので、長生きすればするほど保険料の支払い総額が大きくなります。

• 継続した期間の分だけ保険料を支払うので、最新の医療保険への乗り換えが容易にできると言えます。

 

短期払いの特徴

• 生涯の保障分を一定期間で支払うことになりますので、終身払いより1か月あたりの保険料が高くなります。

• 払い込み終了後は保険料を払わないで保障が継続しますので、老後は保険料を支払いたくないという方におすすめです。

• 払込満了後、間もなく亡くなるといった事態になると、終身払いよりも保険料の支払い総額が高くなるというリスクもあります。

• 将来の保険料も払う一方で、途中解約時には解約返戻金がない場合は終身払いより、最新の医療保険への乗り換えがしにくいと言えます。

 

終身払いと短期払いどちらもメリットとデメリットがあります。長生きするかどうかはわかりませんので、予算とのバランスや将来の乗り換えの可能性を考えて決めていきましょう。

 

 

(8)払方

保険料の支払い方法には「月払い」「半年払い」「年払い」「一時払い」などがあります。

「一時払い」は先述した「短期払い」型に限られますが、保険料を一括で支払ってしまう方法です。

支払う保険料総額は一般的に「月払い」>「半年払い」>「年払い」>「一括払い」の順番で高くなります。

 

(参考)クレジットカードで保険料を払う

最近では、保険料をクレジットカードで支払うことができる保険会社が増えています。医療保険は保障内容で選ぶのが基本ですが、保険料は長い間支払っていくものなのでクレジットカードでポイントを貯めている人はクレジットカード払いを選択するのもひとつの方法です。

 

 

(9)掛け捨て型/積立型

解約した場合に解約返戻金のない掛け捨て型と、解約返戻金のある貯蓄型があります。貯蓄型はその分保険料が高くなります。

途中解約しても解約返戻金がない医療保険、もしくは途中解約した時には僅かなお金が戻ってくるが満了時にはゼロになってしまう医療保険を掛け捨て型の医療保険といいます。

掛け捨て型の医療保険の特徴

保険料が掛け捨て

掛け捨て型の医療保険はその名の通り、支払った保険料が戻ってきません。

 

積立型に比べ保険料が安い

掛け捨て型の医療保険は積立型に比べ、積立の機能がないため、その分保険料が割安になります。

 

途中解約リスクが低く、見直しが容易

掛け捨て型の医療保険は、積立の機能がなくその分保険料が安いので途中解約のリスクが小さく、保険の見直しをしやすいと言えます。

 

積立型の医療保険の特徴

途中解約すると解約返戻金がある医療保険を積立型の医療保険といいます。生存給付金やお祝い金が受け取れるタイプもあります。
積立型の医療保険には、下記の特徴があります。

積立ができる

貯金が苦手なので保険を活用したいという方や、掛け捨てに抵抗がある方には一つの選択肢になってくるでしょう。

 

掛け捨て型より保険料が高い

保険料に積立分のお金も含まれているため、同じ保障額の場合、掛け捨て型よりも保険料が高額になります。

 

途中解約リスクが大きく、保険の見直しがしづらい

一般的に積立型の医療保険を途中解約する場合、その解約払戻金は今まで支払った保険料を下回ることがほとんどです。保険の見直しをして解約を行うと、支払ったお金が減ってしまう場合がありますので、掛け捨て型よりも見直しがしづらいと言えるでしょう。

 

掛け捨て型と積立型どちらを選べばいい?

医療保障を備えるだけなら、掛け捨て型の方が保険料が安くなりますので、掛け捨て型を基本として、検討するとよいでしょう。
そのうえで、「どうしても掛け捨てに抵抗がある」「数ある積立方法の中でも保険が最も自分に合っている」という場合には積立型を選ぶとよいでしょう。

 

 

(10)特約

医療保険には、基本契約の他に特約を付加することができます。

医療保険に付帯できる特約には生活習慣病特約や先進医療特約、通院特約、ガン特約など様々な特約があります。特約を付ければその分保険料が上がりますので、本当に必要かどうか吟味しましょう。

最近では、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳梗塞)のどれかに診断された時に一時金が受け取れるものや、 その後の保険料の支払いが免除になる特約も出てきています。

詳しくはこちら↓

医療保険の特約11種類の内容を解説

 

 

(11)付帯サービス

セカンドオピニオンや医師や看護師による健康相談サービスを付帯している医療保険があります。保障や保険料で差がつかない場合、付帯サービスの有無や充実度で選ぶもの一つの方法です。

 

 

(12)緩和型/無選択型

持病がある場合など、健康状態に不安があり、通常の医療保険に加入できない、もしくは加入するのに条件が付いてしまう場合には緩和型医療保険や、無選択型医療保険を選ぶ方法もあります。
緩和型医療保険や、無選択型医療保険は加入しやすい分保険料が割高になっています。

 

 

(13)女性専用の医療保険

医療保険の中には、女性特有の病気に手厚い保障がされる、女性専用の医療保険があります。一般の医療保険より保障が手厚いため、保険料が割高になります。

 

 

 

(14)保険会社の健全性

医療保険を選ぶ上で、大切なのは自分が必要とする保障に合った商品選びですが、併せて保険会社選びもポイントになります。

なぜなら、保険会社が破綻してしまうと保険の契約者にも影響があるからです。

保険に加入する際には保険会社の健全性(ソルベンシーマージン比率や格付け)も確認するようにしましょう。

詳しくは↓

保険会社を選ぶ上で大切な健全性を解説します。

 

 

 

医療保険の選び方

医療保険を選ぶ上で大切な事は、「どの商品を選ぶか?」ではなく、「自分にとって必要な保障は何か?」ということです。自分にとって必要な保障を知り、それに合った保険を選んでいきましょう。
その上で、上記の13のポイントに沿って「自分にはどういう保障があればいいのか?」を考えていきましょう。時間がない場合や、難しくて理解できない場合はプロに相談するのも一つの方法です。

まとめると

・商品を選ぶ前に、「自分にとって必要な保障は何か」を考えて整理しましょう。
・13のポイントに沿って考えていきましょう。

この記事の著者

實政 貴史
ファイナンシャルプランナー

2007年に株式会社F.L.Pに入社し、現在「保険相談サロンFLP」サイトのプロダクトマネージャーを務める。

ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、保険業界経験13年で得た知識と保険コンサルティングの経験を活かし、保険相談サロンFLPサイトの専属ライターとして、本サイトの1500本以上の記事を執筆。

併せて、保険相談サロンFLP YouTubeチャンネルにてファイナンシャルプランナーとして様々な保険情報の解説も行っている。

セミナー実績:毎日新聞ライフコンシェルジュ生活の窓口オンラインセミナー など多数

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