医療保険の選び方
医療保険の特約11種類の内容を解説
(最終更新日:2020年12月17日)
医療保険を選ぶ上で、特約はどのように選んでいけばいいのでしょうか。
目次
特約とは
特約とは、主契約に付帯する契約のことで、いわゆるオプションの保障です。
医療保険の主契約は入院給付金+手術給付金ですが、特約を付帯することで保障を手厚くすることができます。特約を付帯すれば、その分保険料は高くなります。
主契約と特約の違いは、主契約は外すことのできない中心的な保障であり、特約は任意に選択できる保障ということになります。また、特約部分だけを残して主契約を解約することはできません。
医療保険の特約の種類
ここでは、医療保険の特約について、主だったものをタイプ別にみていきます。特約にはさまざまな種類があり、特定の病気になると入院給付金が上乗せされるものや、所定の状態になると一時金が受け取れるものなどがあります。
医療保険の特約について、主なものをみていきます。
※どの商品にどの特約を付帯できるかは、保険会社や商品によって異なります。詳しくは各保険会社や保険代理店窓口までお問い合わせください。
がん入院特約
がんで入院した場合、入院給付金が上乗せされます。
生活習慣病入院特約
所定の生活習慣病で入院した場合、入院給付金が上乗せされます。
特約によって、下記の例のように所定の生活習慣病の範囲が異なります。
3大生活習慣病:「悪性新生物(がん)」「心疾患」「脳血管疾患」
5大生活習慣病:「悪性新生物(がん)」「心疾患」「脳血管疾患」「糖尿病」「高血圧性疾患」
7大生活習慣病:「悪性新生物(がん)」「心疾患」「脳血管疾患」「糖尿病」「高血圧性疾患」「肝疾患」「腎疾患」
女性疾病特約
乳がんや子宮筋腫など女性特有の病気で入院した場合、入院給付金が上乗せされます。入院給付金だけではなく、手術給付金や乳房再建費用なども給付対象としている場合もあります。
がん診断給付金特約
がんと診断確定された場合、診断一時金が支給されます。
特定(三大)疾病保障特約
「悪性新生物(がん)」「心疾患」「脳血管疾患」により所定の状態になった場合、一時金が支給されます。入院初期の段階にまとまった給付金を受け取れるので、治療費に直接充当することが可能です。
ただし、診断され、入院しただけでは受け取れない場合がありますので、受け取り条件がどうなっているか十分に確認しておく必要があります。(例 急性心筋梗塞の受け取り条件は、「医師の診察を受けてから60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師に診断された場合」など)
退院給付金特約
主契約の入院給付金を受け取れる入院をし、その後退院した時に一時金を受け取れます。
先進医療特約
厚生労働大臣が認める先進医療を受けた場合、治療の内容に応じた給付金が支給されます。
長期入院特約
主契約の入院支払限度日数(例えば60日)を越えて入院した場合でも、所定の限度日数(例えば120日)まで入院給付金が支給されます。
生活習慣病支払限度延長特約
特定の疾病の場合のみ、限度日数が延長され入院給付金が支給されます。例えば、「七大生活習慣病を原因とする入院をした時は、主契約で60日としていた限度日数を120日へ延長する」という内容です。最近は七大生活習慣病を原因とする入院の場合は限度日数無制限といった特約もあります。
通院特約
入院を伴う治療を受け、退院後も同じ病気の治療のため通院した場合、その日数分に応じて通院給付金が支給されます。入院前の通院も保障対象としている特約もあります。
特定疾病保険料払込免除特約
「悪性新生物(がん)」「心疾患」「脳卒中」で所定の状態になった時、将来の保険料の払い込みが免除される特約です。
特約の選び方
特約を付帯したほうがよいかどうかは、医療保険に何を求めるかで人それぞれなので、一概には言えません。
また、前述の通り、医療保険の特約は実に様々な種類があります。特約を付帯すれば保障が手厚くなりますが、その分保険料は高くなります。まずは、本当に必要かどうかを吟味するようにしましょう。
特約を付帯すればその分保険料が高くなりますので、特約の内容をしっかり把握して、検討しましょう。
・特約を付帯すれば保障が手厚くなりますが、その分保険料は高くなります。本当に必要かどうかを吟味するようにしましょう。
・特約部分だけを残して主契約を解約することはできません。
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