【乳がん】乳房再建の費用は高額!がん保険で備えるのもひとつの方法

(最終更新日:2021年10月21日)

女性にとって、乳房はとても大切な存在。
乳がんにより乳房を失ってしまったら、もう一度乳房を取り戻したいという感情はとても自然なものでしょう。
では、乳房を再建するにはどのような方法があり、費用はいくらかかるのでしょうか。

乳房再建の方法

乳房再建の方法には、(1)自家組織移植法、(2)人工乳房による再建法、という2つの方法があります。

 

 

 

(1)自家組織移植法

自分の身体の一部(腹部や背中の筋肉、脂肪や皮膚)をとって移植する方法です。

メリット

もともと自分の細胞を使うので異物に対する拒否反応がないこと、また人工乳房のような冷たさもなく、自然な乳房になるのがメリットといえます。

 

デメリット

腹部や背中に大きくメスを入れるので入院を伴う大手術になり、どうしても体の負担が大きくなってしまう懸念もあります。

 

健康保険

自家組織移植法は健康保険の対象となります。

 

 

 

(2)人工乳房による再建法

皮膚を組織拡張器(エキスパンダー)で一定期間伸ばした後、シリコンインプラントを入れ、乳房を再現する方法です。

メリット

自分の体の他の部分を傷付けずに済むので負担が軽く、回復も早いといわれています。

 

デメリット

異物を体内に入れるので冷たく感じたり、胸の上部に独特のしわができやすいという利用者の悩みも聞きます。

また、皮膚が固くならないようにマッサージをしたり、10年前後で中のシリコンを取り替えたりとメンテナンスも必要といわれています。

 

健康保険

人工乳房による再建法は従来、健康保険対象外となり自己負担となっていました。

しかし2013年7月から、乳房全摘出後、一部の医療器具を用いた場合には健康保険の対象になっています。

 

 

 

乳房再建の費用はいくらかかる?

乳房再建の費用は病院によっても異なりますし、乳房再建をするタイミング(乳がん摘出手術の際に行うのか、手術後に行うのか)によっても異なります。

一般的に、乳房再建(片側)の費用は、健康保険適用で3割負担の場合

•自家組織移植法の場合:30~60万円

•人工乳房による再建法の場合:40万~50万円

の自己負担額がかかるといわれます。

しかし、高額療養費制度も適用されますので、1か月あたり9万円程度の自己負担(現役世代・一般の収入の場合)で済むと考えてよいでしょう。

 

 

 

乳房再建の費用をがん保険でカバーする

がん保険の中には、所定の乳房再建手術をした場合に、通常の手術給付金とは別に給付金を受け取れる商品もあります。

詳しい保障内容を加入前に確認するようにしましょう。

 

 

がん保険はどんな保険?

がん保険の基本的な保障内容は、「がん診断給付金」「がん入院給付金」「がん手術給付金」です。
この3つの保障にオプションというかたちで各種の特約を付加することができます。

 

がん保険ってどんな保険?

まとめると

・乳房再建の方法には、自家組織移植法と人工乳房による再建法という2つの方法があります。
・乳房再建の費用は病院や乳房再建をするタイミングによっても異なりますが、健康保険適用の場合、高額療養費制度も適用されますので、1か月あたり9万円程度の自己負担(現役世代・一般の収入の場合)で済みます。

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この記事の著者

實政 貴史
ファイナンシャルプランナー

2007年に株式会社F.L.Pに入社。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、保険業界経験13年で得た知識を活かし、保険相談サロンFLPサイトの1500本以上の記事を執筆。併せて、保険相談サロンFLP YouTubeチャンネルにて様々な保険情報の解説、毎日新聞ライフコンシェルジュ生活の窓口オンラインセミナーなどでセミナーも行う。