女性向け医療保険とは?女性特有の病気と入院リスクについても解説

(最終更新日:2022年06月29日)

女性向け医療保険とは

医療保険にはたくさんの種類があり、中には女性向けの医療保険もあります。

女性向け医療保険とは、通常の医療保険の保障に加え、女性特有の病気をより手厚く保障してくれる保険です。

保障が手厚い分、通常の医療保険よりも保険料は高くなります。

女性特有の病気に対する保障として、主に以下のようなものがあります。

 

 

入院給付金の上乗せ

女性用の医療保険は、女性特有の病気の場合の入院給付金が手厚くなっています。例えば、入院給付金日額が1万円であっても女性特有の病気での入院給付金日額は1万5000円といった具合です。

 

 

手術給付金の上乗せ

中には、手術給付金において、女性特有の疾病の場合には給付金が上乗せされるというものもあります。

 

 

乳房再建費用を保障

一部の医療保険やがん保険には、乳がんなどで乳房を切除してしまった時に、乳房の形状等を再建するための手術費用を保障対象にしている保険もあります。

 

 

生存給付金つきの保険も

女性専用の医療保険には生存給付金をつけている医療保険があります。生存給付金とは、一定期間ごとに生存していればもらえる給付金のことで、3年ごとや5年ごとなどの設定があります。女性の場合、男性よりも掛け捨ての保険料への抵抗感が強い傾向にあるため、このような商品も発売されています。

 

このように、女性向け医療保険は女性特有の病気には手厚い保障がある分、一般的な医療保険よりも保険料が割高になります。

 

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そもそも女性特有の病気とは?

「女性特有の病気」には下記のようなものがあります。

・異常妊娠、異常分娩(切迫流産、切迫早産、妊娠中毒症、帝王切開、吸引分娩など)

・乳房の病気(乳がん、乳腺症など)

・子宮の病気(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がん、子宮体がんなど)

・卵巣の病気(卵巣嚢腫、卵巣がん、卵管炎、卵管がん、卵管性不妊症など)

 

また、女性特有の病気ではないものの、女性に多い疾病として次の疾病があります。

・バセドウ病

・鉄欠乏性貧血などの貧血

・下肢の静脈瘤

・胆石症

・胆のう炎

・腎結石

・尿管結石 など

これらの病気は、医療保険によっては女性特有の病気として扱われ、通常の疾病よりも手厚い保障をされる場合があります。

*「女性特有の病気」の定義が、保険会社・商品によって異なりますので、保険検討時によく確認しましょう。

 

 

 

女性のほうが病気や入院のリスクが高い?

では、そもそも女性の病気や入院のリスクは男性に比べ、どうなのでしょうか。

 

 

女性の方が入院患者数が多い

女性と男性では体のつくりが違うので、当然、かかりやすい病気も異なりますし、女性のみがかかる病気もあります。

また、病気ではありませんが、女性が入院をする理由のひとつに、妊娠・出産があります。

そのようなこともあり、女性の入院患者数は男性と比べて1.19倍になっています。

 

男女別入院患者数

(出典)厚生労働省 平成23年患者調査

 

 

主な女性特有の病気の患者数

また、主な女性特有の病気の患者数は下記の通りです。

主な女性特有の病気の患者数

(出典)厚生労働省 平成23年患者調査

 

 

帝王切開の割合は増加傾向

妊娠・出産に伴う入院の例として帝王切開がありますが、厚生労働省の「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」によれば、分娩件数にしめる帝王切開娩出術の割合は年々増えており、平成23年では一般病院で24.1%にもなっています。

 

分娩件数の推移と帝王切開の割合(一般病院)

(出典)厚生労働省「医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況」
※平成23年は宮城県の石巻医療圏、気仙沼医療圏及び福島県の全域を除いた数値

 

 

女性は30代以降、病気のリスクが高まる

子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がん、卵巣のう種、バセドウ病などの病気は30代からリスクが高まると言われています。

また、女性のがんの罹患数第一位は乳がんであることをご存知ですか?乳がんの罹患者数は30歳を過ぎると急増し、60歳前後がピークです。

 

女性特有の主ながんの年齢ごとの総患者数

(出典)厚生労働省 平成23年患者調査

 

このようなデータから、男性に比べて女性のほうが病気や入院のリスクが高いと言えるでしょう。

 

 

 

 

医療保険を検討するなら早めに

女性特有の病気に限りませんが、年代を問わず、誰でも病気を発症する可能性があり、一度発症してしまうと医療保険には加入しづらくなります。もしくは部位不担保(特定の部位を保障しない)などの条件が付く可能性が高くなります。

病気のリスクを理解し、早めに医療保険の検討をするとよいでしょう。

特に、妊娠・出産の際には異常分娩や帝王切開の可能性もありますので、これから子供を授かりたいと思った時期は、医療保険を検討するには良いタイミングといえます。

 

 

 

女性は女性向けの医療保険に入るべき?

では、女性は女性向けの医療保険に入るべきなのでしょうか?

ご本人の強い要望がなければ、一般の医療保険で良いと考えます。

理由は以下の2つです。

 

理由① 女性特有の病気について一般的な医療保険でも保障される

一般的な医療保険に加入した状態で女性特有の病気に罹患した場合、入院や手術といった要件に該当すれば、きちんと保障されます。

 

 

理由② 他の病気に比べ、女性特有の病気の場合に必ず大きな費用がかかるとは限らない

女性特有の病気だからといって、公的医療保険の自己負担割合は通常の病気と変わりません。

また、他の病気に比べて必ず大きな費用がかかる、とも限りません。

さらに、健康保険適用の場合、高額療養費制度も適用されますので、仮に大きな費用がかかったとしても1か月あたり9万円程度の自己負担(現役世代・一般の収入の場合)で済みます。

高額療養費制度(公的医療保障)とは?3つのポイントにまとめてます。

 

 

ですから、女性だからといって女性専用の医療保険を必ず選択しなければならないわけではありません。女性向けの医療保険の方が、保障が手厚いというだけなのです。

ただ、これらを理解した上で「乳房再建の際に給付金を受け取りたい」「女性特有の病気になったら何かと物入りになりそうだから手厚く備えたい」といった場合、女性向けの医療保険を選択するとよいでしょう。

 

 

保険相談サロンFLPでは、女性向け医療保険をはじめ、さまざまなタイプの医療保険を複数保険会社から無料で見積もり/相談が可能です。保険選びをスムーズに行うために、当社に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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この記事の著者

實政 貴史プロフィール画像
實政 貴史
ファイナンシャルプランナー

筑波大学卒。大手保険代理店にて生命保険・損害保険に関する相談業務を行う。2007年に株式会社F.L.Pに入社。
ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、15年以上の保険業界経験で得た知識を活かし、保険相談サロンFLPサイトの記事を執筆、保険相談サロンFLP YouTubeチャンネルにて様々な保険情報の解説、毎日新聞ライフコンシェルジュ生活の窓口などでセミナーも行う。

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