乳がんの死亡者数/患者数/罹患率/5年生存率・・・がんに備える保険とは?

(最終更新日:2020年03月19日)

乳がんとは

乳がんとは女性ホルモンのエストロゲンが深くかかわる病気です。

エストロゲンは月経や妊娠、張りのある乳房など、女性らしさを保つ働きをしています。一方、で乳がんを誘発する要因にもなります。

・初経年齢が早い

・閉経年齢が遅い

・出産経験がない

・出産経験が遅い

など、長期間エストロゲンにさらされるとリスクも高くなります。

また、閉経後の肥満などもリスク要因です。

 

 

遺伝性の乳がんもある

近い血縁者に乳がんや卵巣がんにかかったことのある人がいる場合は、遺伝的に乳がんになりやすい体質を受け継いでいる可能性があります。

 

 

乳がんに年間13,000人が亡くなる

近年では年間約1万3,000人の方が乳がんで亡くなっています。

 

乳がんの死亡者数(2013年):13,148人

(出典)国立がん研究センターがん情報サービス「人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2013年)」

 

がんの主な部位別死亡者数の年次推移

(出典)厚生労働省「2014年人口動態統計」

 

 

乳がんに年間約7万人がかかる

近年では年間約7万人の方が乳がんにかかっています。

 

乳がんの患者数(2011年):72,472人※1

※1(出典)国立がん研究センターがん情報サービス「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2011年)」

 

晩婚化・少子化など、女性のライフスタイルの変化が乳がんの増加に関わっていると考えられます。

 

 

乳がんの罹患率

乳がんの罹患率は30代後半から増える傾向にあります。

 

乳がんの罹患率

(出典)国立がん研究センターがん情報サービス「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2011年)」

 

 

乳がんの5年生存率は約89.1%

地域がん登録における、乳がんと診断された患者の5年生存率は約89.1%(2003〜2005年診断例)となっています。

乳がんは治る病気になりつつあると言えるでしょう。

 

地域がん登録における5年生存率

(公財)がん研究振興財団「がんの統計2015 年版」

 

 

がんにかかっても安心して治療するため、保険で備える

「がんは、お金との闘い」ともいえます。
お金の心配をしないでがん治療に専念するためには、保険でがんに備える、というのもひとつの方法です。
がんに備えるための保険の種類としては、医療保険、がん保険、三大疾病保険などがあります。

 

 

医療保険はどんな保険?

医療保険は病気やケガで治療を目的として入院をしたり、所定の手術を受けた場合などに給付金を受け取ることができる保険です。
公的な医療保障でまかなえない医療費の自己負担額に対して備えることができます。

 

 

がん保険はどんな保険?

がん保険の基本的な保障内容は、「がん診断給付金」「がん入院給付金」「がん手術給付金」です。
この3つの保障にオプションというかたちで各種の特約を付加することができます。

 

 

三大疾病(特定疾病)保険はどんな保険?

三大疾病(特定疾病)保険とは、生前給付保険とも呼ばれ、被保険者が下記の場合に保険金を受け取れる保険です。

  • 「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」で保険会社が定める状態になった場合
  • 死亡した場合
  • 高度障害状態になった場合

※保険金を受け取れるのはいずれかの事由に該当した1回限りです。

 

三大疾病(特定疾病)保険の保障のイメージ

死亡保険よりも保障の範囲が広いので一般的に保険料は死亡保険よりも割高になります。

「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」で保険会社が定める状態になった場合、生前に保険金を受け取れるので、治療費や治療後の生活費に充当することができます。

 

 

 

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