三大疾病(特定疾病)に備える保険

三大疾病(特定疾病)保険とは?

(最終更新日:2021年01月05日)

🔰三大疾病保険とは?保険金をキチンと受け取るコツも解説

三大疾病(特定疾病)保険とは

三大疾病(特定疾病)保険とは、生前給付保険とも呼ばれ、被保険者が下記の場合に保険金を受け取れる保険です。

  • 「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」で保険会社が定める状態になった場合
  • 死亡した場合
  • 高度障害状態になった場合

※保険金を受け取れるのはいずれかの事由に該当した1回限りです。

 

三大疾病(特定疾病)保険の保障のイメージ

三大疾病(特定疾病)保険の保障のイメージ

生命保険(死亡保険)よりも保障の範囲が広いので一般的に保険料は生命保険よりも割高になります。

言い換えると「三大疾病保険は生命保険と保障が重複していて保険料が割高」なのですが、生命保険にはない大きなメリットがあります。

それは、三大疾病保険は「生前に保険金を受け取れる」という非常に大きなメリットです。

三大疾病時の治療費や生活費を生命保険でまかなうことはできませんが、三大疾病保険があれば大きな一時金を受け取れ、治療費や生活費に充てることができます。

 

三大疾病の実態や三大疾病保険の必要性について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

三大疾病(がん・心疾患・脳卒中)のリスクと三大疾病保険の必要性

 

 

 

 

三大疾病(特定疾病)保険の保険金を受け取れる条件

三大疾病(特定疾病)保険の保険金を受け取るには下記のいずれかの条件を満たす必要があります。

※商品によって条件が異なることがあります。

いずれかの事由で保険金を受け取ると契約は消滅し、その後の保障はなくなります。

 

(1)がん(悪性新生物)

保障の開始(責任開始期)から90日の待ち期間が経過後、保険期間中に初めて悪性新生物(がん)に罹患したと医師により診断確定されたとき。

ただし、下記の場合は除きます。

・上皮内がん

・悪性黒色腫を除く皮膚がん

 

 

(2)急性心筋梗塞

虚血性心疾患のうち、急性心筋梗塞、再発性心筋梗塞が対象となります。

責任開始期以後、急性心筋梗塞を発病し、その疾病について初めて医師の診療を受けた日からその日を含めて60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき。

 

上記に加え、

・急性心筋梗塞の治療を直接の目的として、約款所定の手術を受けたとき

が給付の条件となり、給付を受けやすい商品もあります。

 

 

(3)脳卒中(脳血管疾患)

脳血管疾患のうち、くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞が対象となります。

責任開始期以後、脳卒中を発病し、その疾病について初めて医師の診察を受けた日からその日を含めて60日以上、言語障害や運動失調、麻痺などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師によって診断されたとき。

 

上記に加え、

  • 脳卒中の治療を直接の目的として、約款所定の手術を受けたとき

が給付の条件となり、給付を受けやすい商品もあります。

 

 

(4)高度障害状態

傷害または疾病が原因で所定の高度障害状態になったとき

・両眼の視力を全く永久に失ったもの

・言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの

・中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの

・両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの

・両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの

・1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失ったもの

・1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの

 

 

(5)死亡

死亡したとき

 

 

 

三大疾病(特定疾病)保険 無料で活用できる制度・特約

三大疾病(特定疾病)保険に加入する際には、下記の制度・特約を契約時に設定・付加しておくと良いでしょう。

指定代理請求人制度

指定代理請求人制度とは、

・がんなど、病名が被保険者本人に告知されていないため被保険者本人が保険金請求できない

・被保険者の症状が重く、被保険者本人が保険金請求などの意思表示できない(書類を準備できない、文字が書けないなど)

といった、被保険者本人による保険金請求ができない事情があるときに、あらかじめ契約者が指定した指定代理請求人が保険金を請求できる制度です。

 

指定代理請求人になれる人は、被保険者の「戸籍上の配偶者」「直系血族」「被保険者と同居または被保険者と生計を一にしている3親等内の親族」などです。

 

 

リビング・ニーズ特約

リビング・ニーズ特約とは、余命6ヵ月と医師に診断された場合に、保険金の一部または全部(最高3,000万円)を前払い請求し、生前に受け取ることができる特約です。

リビング・ニーズ特約には保険料がかかりません。

 

これらを活用すれば、生前に保険金を受け取ることができ、治療費や生活費に役立てることができます。

 

 

 

近年は商品のバリエーションが増えている

一方、がんを中心に医療の進化によって、治せる病気になりつつあるのも事実です。それにより、三大疾病(特定疾病)保険は徐々に注目されるようになり、様々な商品が発売されています。

 

(1)さらに保障の範囲が広い商品

従来の三大疾病(特定疾病)保険の保障に加え、

・介護状態や特定の障害状態になった時にも保険金を受け取れる

・腎疾患や肝疾患、高血圧性疾患等の病気に罹患した場合にも保険金を受け取れる

というように、保障の範囲が広い商品も出てきています。

 

(2)米ドル建ての三大疾病(特定疾病)保険

日本は世界的にみても金利が低いといえます。対して米ドルは日本より高い金利での運用が見込まれますので、円建ての生命保険よりも高い貯蓄性が期待できます。(ただし、為替変動リスクがあります)

この記事の著者

實政 貴史
ファイナンシャルプランナー

2007年に株式会社F.L.Pに入社し、現在「保険相談サロンFLP」サイトのプロダクトマネージャーを務める。

ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、保険業界経験13年で得た知識と保険コンサルティングの経験を活かし、保険相談サロンFLPサイトの専属ライターとして、本サイトの1500本以上の記事を執筆。

併せて、保険相談サロンFLP YouTubeチャンネルにてファイナンシャルプランナーとして様々な保険情報の解説も行っている。

セミナー実績:毎日新聞ライフコンシェルジュ生活の窓口オンラインセミナー など多数

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