医療保険とは?保障内容や特約について解説

(最終更新日:2024年03月15日)

そもそも医療保険とはどのような保険なのでしょうか?
ここでは医療保険の保障内容を見ていきましょう。

医療保険はどんな保険?

医療保険は病気やケガで治療を目的として入院をしたり、所定の手術を受けた場合などに給付金を受け取ることができる保険です。

公的な医療保障でまかなえない医療費の自己負担額に対して備えることができます。

 

 

医療保険の基本保障

医療保険は入院と手術の2つの保障の組み合わせが基本です。

入院給付金の金額や、給付日数など、保障内容を選んで加入できる商品が多いです。

 

医療保険の入院給付金

医療保険の基本の保障は、「入院1日あたり1万円」といった入院給付金です。
入院の保障は下記の3つの要素によって決まります。

• 入院限度日数(1回の入院につき上限が◯日まで)
商品によって30日・60日・120日・360日などがあります。
多くの商品で60日がスタンダードになっています。

• 通算入院限度日数(保険期間を通じて通算の入院日数の上限が〇日まで)
多くは700日から1,095日の間で設定されています。

• 入院日額給付金(1日あたり〇千円)
3,000円~20,000円の範囲から1,000円単位で選べるものが多いです。

 

医療保険の手術給付金

所定の手術を受けた場合受け取れる給付金です。
多くは入院日額給付金をベースに決められます。入院日額給付金の10倍、20倍、40倍などのように決められます。
手術の種類にもよりますが、一回の手術につき5万円~40万円の給付金を受け取れるのが一般的です。

 

医療保険には様々な特約をつけることができる

医療保険にはさまざまな特約を付けることができます。

特約を付けると保障は手厚くなりますが、保険料も上がります。

主な特約は下記の通りです。(特約の名称は保険会社によって異なる場合があります。)

 

長期入院特約

基本(主契約)の入院限度日数よりも長期の入院を保障します。

 

がん入院特約

がんで入院した場合、入院給付金が上乗せされます。

 

がん診断給付金特約

がんと診断確定された場合、診断一時金が支給されます。

 

生活習慣病特約

所定の生活習慣病で入院した場合、入院給付金が上乗せされます。

 

三大疾病(特定疾病)給付金特約

がん、急性心筋梗塞、脳卒中により所定の状態になった場合、一時金が支給されます。

 

女性疾病特約

乳がんや子宮筋腫など女性特有の病気で入院した場合、入院給付金が上乗せされます。

 

先進医療特約

厚生労働大臣が認める先進医療を受けた場合、治療の内容に応じた給付金が支給されます。

 

通院特約

入院を伴う治療を受け、退院後も同じ病気の治療のため通院した場合、その日数分に応じて通院給付金が支給されます。(入院前の通院も保障されるものもあります。)

 

特定損傷特約

骨折・関節脱臼・腱の断裂などの所定のけがをしたときに給付金が支払われます。

 

どの商品にどの特約を付帯できるかは、保険会社や商品によって異なります。

また、特約の内容が、あらかじめ基本プランに組み込まれている商品もあります。

詳しくは各保険会社や保険代理店窓口までお問い合わせください。

 

 

 

医療保険を選ぶポイント

医療保険はたくさんの商品があり、そのなかで自分に合ったものを選ぶことが重要になります。

ここでは、医療保険のポイントをまとめました。

入院給付金 入院日額はいくらか 1日5,000円
1日1万円 など
入院何日目から対象か 日帰り入院から対象
1泊2日の入院から対象
5日以上の入院から対象 など
手術給付金 定額タイプ(一律 〇〇万円)
入院給付金日額の倍数で給付されるタイプ(10倍、20倍、40倍など)
保障期間 終身型(一生涯保障)
定期型(10年定期など)
入院の支払限度日数 1入院の支払限度日数 30日、60日、120日
180日、360日など
通算の支払限度日数 700日、1,000日など
保険料の支払期間 終身
契約満了まで(定期の場合)
一定年齢まで(〇〇歳払済み)など

 

また、医療保険を選ぶ際には、公的医療保険で保障されない費用を知っておくことも重要ですので、詳しくは「公的医療保険で保障されない費用」をご覧ください。

まとめると

・医療保険は入院、手術の2つが基本の保障です。
・特約を追加することで保障を手厚くすることができます。

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