医療保険、結婚する時に見直しは必要?

(最終更新日:2019年12月18日)

結婚は人生の一大イベント。よく「ライフプランの節目には保険を考えましょう」と言われますが、医療保険はどうしたらいいのでしょうか。

結婚は保険を考える良いタイミング

人生の転換点である結婚は、生命保険の保障を見直しする良い機会です。
結婚をすると、「守るもの」が増えます。具体的には、夫婦のどちらかが死亡してしまった場合、もう一方は遺族として残されることになります。
残された遺族がその後の生活における経済的リスクに備えるのが生命保険です。
残された遺族の経済的リスクは夫婦共働きか、どちらかが専業主婦(主夫)かによって大きく違います。
また、子どもは何人にするか、どのような進学を望むか、家は持ち家か賃貸かなどの「ライフプラン」によっても必要な保険は変わりますので、保険のプロに相談するとよいでしょう。

 

医療保険はどうすればよい

結婚をすることで病気になるリスクが変わるわけではありません。しかし、その先に出産を考えている場合は医療保険を見直すとよいでしょう。
妊娠・出産は異常妊娠や異常分娩(発育遅延、帝王切開、吸引分娩等)による入院や手術のリスクが高くなる時期でもあるからです。
妊娠・出産時に医療保険の保障があれば、異常妊娠や異常分娩による入院や手術をしたときに給付金を受け取れる可能性が高く、出産費用の負担を軽減することができます。

 

保険を考えるのは早めがベスト

保険を考えるのであれば早めに二人でプロに相談するとよいでしょう。

健康状態の告知が必要

保険は加入するにあたって、健康状態の告知が必要です。若いうちは病気になることをあまり想定できませんが、何があるかわかりません。趣味のスポーツでケガをすることもあるかもしれません。

 

妊娠の可能性

医療保険に加入する際、妊娠していると、加入に制限を受けたり加入できなかったりする場合があります。母子手帳に初回診察記録をされた日から妊娠27週目までであれば、商品によりますが妊婦でも医療保険に加入することが可能です。しかし、妊娠中に医療保険に加入すると、「特定部位の不担保」という条件が付き、異常分娩に伴う入院・手術をしても保障の対象外となってしまう可能性が高くなります。
つまり、妊娠してから医療保険を検討していては遅いのです。医療保険は出産のためだけに加入するわけではありませんが、せっかく加入するのであれば、出産時も安心したいものです。

 

「結婚して一息ついてから保険考えたい」という方も多いと思いますが、その間に妊娠をする可能性も考えると、結婚する予定がはっきりしているのであれば、結婚前に検討して、安心できる保障を確保しておきたいものです。

まとめると

・結婚は生命保険や医療保険を考える良いタイミングです。「ライフプラン」によっても必要な保険は変わりますので、保険のプロに相談するとよいでしょう。
・医療保険は妊娠前に加入するのがベストなので、できれば結婚前に検討して、保障を確保しておくとよいでしょう。

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