医療保険は妊娠・出産時にも適用されるの?加入の際の注意点

(最終更新日:2019年12月18日)

妊娠や出産を予定している場合、医療保険に加入しておいた方がよいのでしょうか。
ここでは、出産の際に医療保険の給付金を受け取れる事例や医療保険加入の際の注意点などを紹介します。

出産の際に医療保険の給付金の対象になる場合

基本的に妊娠・出産は病気ではないので健康保険が適用されず、妊婦健診や出産費用などで50万円~100万円程度のお金がかかると言われています。しかし、早産や帝王切開といった「異常分娩」に当てはまる場合には、健康保険が適用されるとともに、異常分娩に伴う入院・手術をした場合、民間の医療保険の給付の対象になります。

異常分娩の例
•帝王切開
•切迫早産
•切迫流産
•子宮頸管無力症
•吸引分娩
•早期破水
•子宮外妊娠
•前置胎盤
•妊娠中毒症
•死産

 

妊娠と医療保険の加入

異常分娩に伴う入院・手術の保障を備えるなら、妊娠前に医療保険に加入をするのがベストです。

妊娠中に加入する場合には、母子手帳に初回診察記録をされた日から妊娠26週目までであれば、商品や年齢によりますが妊婦の方でも医療保険に加入できる可能性が高いです。

ただし、妊娠中に医療保険に加入した場合、「特定部位の不担保」という条件が付き、異常分娩に伴う入院・手術をしても保障の対象外となってしまう可能性もあります。

やはり、医療保険の加入は妊娠前にしておくことが望ましいと言えます。

 

出産後の医療保険の加入

出産後に医療保険加入する場合、正常分娩での出産であれば、おそらく部位不担保等の条件が付くことなく加入できるでしょう。しかし、異常分娩での出産となると、出産後に医療保険へ加入しようとしても、条件付きになる可能性が高くなります。

まとめると

・妊娠・出産は健康保険が適用されず全額自己負担になります。しかし、「異常分娩」に当てはまる場合には、健康保険が適用されるとともに、異常分娩に伴う入院・手術をした場合、民間の医療保険の給付の対象になります。
・妊娠中、及び出産後は医療保険の加入時に条件が付く可能性が高くなります。妊娠を予定している方は妊娠する前に早めに医療保険を検討するとよいでしょう。

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