夏血栓とは?知らぬ間に迫る夏血栓。夏のマスク、在宅、テレワークにご用心

(最終更新日:2020年09月14日)

夏マスク、在宅、テレワークでエコノミー症候群になってしまうかも・・・
ここでは、この時期に知らぬ間に迫る「血栓」について解説いたします。

血栓とは?

血管に小さな傷ができ、傷を修復するために、血小板でかさぶたが作られます。

それが血栓です。通常、血栓は役割を果たすと消えてしまいますが、何らかの原因(水分摂取の不足、筋肉の稼働不足、動脈硬化などで血管が細くなる、脂肪の過度の摂取により血液がドロドロになるなど)で血管内に残ってしまうと、悪さをしてしまいます。

具体的には、血栓が発生した場所の血管を閉じて塞ぐ、つまり、閉塞させてしまうので、血液が身体を循環することが出来なくなり、生命を脅かすことにつながってしまうのです。

発生する場所によっては、「脳梗塞」、「心筋梗塞」が発症したり、糖尿病の持病がある方は、「糖尿病3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)」が発症する等、血栓を起因とする発症リスクが高まります。

エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)も代表的な事例で血栓が引き起こす症状の1つです。

長時間椅子に座ったままの状態でいると、足の血液の流れが悪くなり、静脈の中に血栓ができることがあります。この血栓は歩行などをきっかけに足の血管から離れ、血液の流れに乗って肺に到着し、肺の動脈を閉塞してしまうのです。

 

血栓の発症リスクは高まっている。夏マスク、在宅、テレワーク

夏にマスクをすると、自身の呼吸によりマスク内に湿った空気がたまるため、喉の渇きを感じにくくなり、水分補給のタイミングが遅れたり、水分補給の量が少なくなることがあります。

また、在宅やテレワークにより、運動不足はもちろんのこと、Web会議や資料作成等により忙殺され、気付かずに長時間同じ姿勢となっているケースが多いと思われます。

足の筋肉は心臓に続く「第二のポンプ」と言われ、筋肉が収縮・弛緩を繰り返すことで足の静脈の流れを促進します。

よって、エコニミークラス症候群のように、長時間椅子に座って足を動かさない場合は足の静脈が滞り、血栓ができやすくなります。

 

血栓とエコノミークラス症候群の予防対策

血栓の予防対策

一般社団法人日本生活習慣病予防協会では以下7つの方法をお勧めしています。

①運動をする

②健康的な食事をする

③血圧を管理する

④コレステロールを管理する

⑤血糖値を下げる

⑥標準体重を維持する

⑦たばこを吸わない

 

エコノミークラス症候群の予防対策

厚生労働省では、椅子に座った状態で以下6つの方法をお勧めしています。

①足の指でグーをつくる

②足の指をひらく

③足を上下につま先立ちをする

④つま先を引き上げる

⑤ひざを両手に抱え、足の力を抜いて足首を回す

⑥ふくらはぎを軽くもむ

 

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