生命保険の考え方をライフステージ別に解説!

(最終更新日:2019年12月18日)

年齢、家族構成よって必要な保障は変わっていきますのでライフステージが変わると保険の見直しが必要になります。
ここではライフステージ別の生命保険の考え方をみていきましょう。

独身の生命保険の考え方

今後のライフスタイルがどう変化するかまだわかりません。
結婚や出産する可能性を考えると、確実に貯蓄していくことが大事になります。
生命保険については葬儀代を準備したいという考えがあれば、200万円~300万円あれば十分だと考えます。

 

結婚したとき(専業主婦/主夫の場合)の生命保険の考え方

専業主婦/主夫の場合、一家の働き手が死亡してしまった場合、遺された配偶者が一時的に無収入になってしまいます。
その後、遺された配偶者が就職するとしても、どのくらいの期間で、どのくらいの収入の職に就けるかはわかりません。
従って、一家の働き手には生命保険が必要になる可能性があります。

 

結婚したとき(共働きの場合)の生命保険の考え方

共働きの場合、基本的に子どもがいないうちは大きな保障は必要ありませんので、今のうちに将来の貯蓄をしましょう。
葬儀代を準備したいという考えがあれば、200万円~300万円あれば十分だと考えます。

 

子どもが生まれたときの生命保険の考え方

一番保険が必要とされるタイミングです。
夫婦のどちらかが死亡してしまった場合、残された配偶者と子どもだけで生活していかなくてはなりません。
多くの場合、残された配偶者は働きながら子育てをすることになります。
そのため、遺された家族がしっかりと生活していけるような保障を確保する必要があります。
特に、子どもが小さいほど高額な死亡保障が必要となります。

同時に、子どもの将来の教育費の積み立ても必要になります。
夫婦いっしょに生活費や将来の目標について話し合い、計画や予算を立てていきましょう。

 

住宅を購入したときの生命保険の考え方

住宅を購入するときに多くの方が住宅ローンを借りると思います。
多くの金融機関は住宅ローンを組む際には団体信用生命保険の加入を義務づけており、ローン契約時に金融機関で加入するのが一般的です。
団体信用生命保険に加入していれば、契約者がローンの返済途中で死亡した場合、その時点での債務残高相当額の保険金が金融機関などに支払われ、ローンが清算されます。

団体信用生命保険で住宅ローン分が保障されるので、いままで住居費を保障額に加味していた場合、住居費分は保障額を減らしてよいことになります。

 

子どもが独立したときの生命保険の考え方

子どもが独立すると、今まで子どもにかかっていた生活費・教育費などがかからなくなりますので、子どもの生活費・教育費のための死亡保険が必要なくなります。

一方、老後生活を考え、老後生活資金の準備を検討しましょう。

 

離婚したときの生命保険の考え方

シングルマザー、シングルファーザーになると、自分(親)が死亡してしまった場合、子どもは遺族として残されることになります。
子どもは一人で生活できませんので、自分(親)が死亡してしまった場合の生活費、教育資金を保険で備える必要があります。

 

定年退職したときの生命保険の考え方

定年退職すると、基本的には収入が減少します。再就職による収入もあるかもしれませんし、再就職しない場合、主な収入は公的年金になります。
(受け取りの開始時期は個別のケースで異なります)

定年退職したら、収入が減少するなかで、まずは支出としての保険料を見直すことが大切です。
子どもが独立したり、住宅ローンも払い終わっている場合、多額の死亡保障が必要なくなってきていますので、保障が大きすぎないかも確認をしましょう。

相続の対策も早めに考えるようにしましょう。
保険には相続税における様々な優遇がありますので相続対策として保険を検討するのもよいでしょう。

 

まとめると

・ライフステージが変われば必要な保険も変わります。ライフステージが変わるときには保険を見直すようにしましょう。

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