がん保険の選び方
がん保険の先進医療特約に付加は必要?
(最終更新日:2019年12月18日)
がん保険を選ぶ上で、先進医療特約を付けるかどうか、どのように決めていけばいいのでしょうか。
先進医療の費用は全額自己負担
先進医療とは、厚生労働省が定める高度な医療技術を用いた治療のことをいいます。
先進医療のうち、通常の保険診療と共通する診察・検査・投薬・入院等以外の部分は、健康保険が適用されないため全額自己負担となります。
先進医療特約
先進医療特約とは、がん治療のために先進医療を受けた場合、技術料の実費負担分の給付金を受け取ることができる特約です。
•保障期間通算で1000万円や2000万円のような保障額の上限が設定されています。
•特約ですので、付け外しが可能です。
•保険料は、月々100円程度となっています。
がんの先進医療は費用が高額だが、受けられる確率は低い
厚生労働省のホームページによると、平成27年6月1日現在、先進医療には108技術が指定されています。
そのうちがん治療に関する主なものを紹介します。
年間実施件数の多いがんの先進医療T0P3
技術名 | 年間実施件数 | 平均技術料 |
---|---|---|
陽子線治療 | 2,170 | 約2,580,000円 |
重粒子線治療 | 1,286 | 約3,000,000円 |
腹腔鏡下子宮体がん根治手術 | 289 | 約525,000円 |
(出典)厚生労働省 平成25年度先進医療技術の実績報告
このように先進医療を受けた場合、数百万の費用がかかることがあります。
これを全額自己負担するのはかなり難しいでしょう。
一方、陽子線治療の年間2,170件、重粒子線治療の年間1,286件という件数は、現在治療中のがん患者が約152万人※ということを考えると、がん患者全体の中で陽子線治療もしくは重粒子線治療を受ける割合は約500人に1人(0.22%)と、かなり低いことがわかります。
※(出典)厚生労働省 平成23年患者調査
医療保険の先進医療特約との違いは?
がん保険の先進医療特約の保障の対象は、がんに関わる技術のみです。がん以外の病気で先進医療を受けても保障されません。
医療保険にある先進医療保障は、先進医療全般を保障対象としていますので、がん保険の先進医療特約よりも保障範囲が広いです。
医療保険で先進医療特約をつけて、がん保険のがん先進医療特約はつけないという考え方もあります。
先進医療特約は必要?
先進医療を受けることになる確率は低いですが、万が一、がんになってしまったらできるだけ有効な治療法を選択したいと思うもの。
保険料も安いですので、先進医療特約を付加するのも一つの方法です。
また、医療保険に先進医療特約が付いている場合、がん保険にはつけなくてよいでしょう。
・先進医療は健康保険が適用されないため全額自己負担となります。
・がん保険の先進医療特約の保障の対象は、がんに関わる技術のみです。
・先進医療を受けることになる確率は低いですが、保険料も安いですので、先進医療特約を付加するのも一つの方法です。
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