生命保険の掛け捨て型と積立型ってどっちがお得なの?

(最終更新日:2021年03月08日)

生命保険の掛け捨て型と積立型

保険を検討する際に、掛け捨て型の保険はなんとなく損だと思う方も多いのではないでしょうか。

一方、積立型の保険は保険料が掛け捨て型に比べて高いので、保険料が高くなるのはできれば避けたい・・・、結局どちらがいいのか迷っている方がいらっしゃると思います。

 

 

掛け捨て型の生命保険とは

掛け捨て型の生命保険とは、解約してもお金が戻らない保険、もしくは途中で解約した時には僅かなお金が戻ってくるが満了時にはゼロになってしまう保険です。

その反面、毎月の保険料が割安になります。

保障を重視した生命保険ですので、一定期間だけ厚い保障を効率的に準備したい場合に適しています。

 

掛け捨て型の生命保険の例

定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険 などがあります。

 

 

積立型の生命保険とは

積立型の生命保険とは、解約するとある程度のお金が戻ってくる生命保険です。保障を得ると同時に貯蓄を行っていることになります。

掛け捨て保険よりも積立部分があるため、同じ保障額の場合、保険料が高額になります。

保険料は基本的に毎月自動引去りですから、貯蓄の意識が薄くても毎月自動で積立貯蓄をすることができるという面があります。

商品の中には、保険料の払込期間が終了するまでは解約した時に戻ってくる解約返戻金が低く抑えられているものの、保険料の払込期間が終了した後は支払保険料総額よりも多くの解約返戻金が戻ってくるように設計されている保険商品もあります。

※支払った保険料よりも解約返戻金が下回ってしまう場合もあります。

 

積立型の生命保険の例

終身保険、学資保険、養老保険、個人年金保険 などがあります。

 

 

掛け捨て型生命保険と積立型生命保険のメリット・デメリット

掛け捨て型 積立型
保険種類 定期保険、収入保障保険、医療保険、がん保険など 終身保険、学資保険、養老保険、個人年金保険など
解約返戻金 なし(あっても少額) あり
満期保険金 なし あり(満期のある保険の場合)
メリット ・月々の保険料が安い

・大きな保障を安い保険料で得られる

 

・長期的にお金を積み立てできる

・意識せずにお金が貯まりやすい

デメリット ・お金が貯まらない ・保険料が高い

 

 

掛け捨て型の保険と積立型の保険を目的によって使い分ける

掛け捨て型と積立型、どちらが得、どちらが損というのはありません。

それぞれに特徴がありますので、自分の必要な保障額や保険の目的、保険料に対する考え方等によって適したタイプを選ぶことが重要です。

保障を持ちつつ、長期間かけて自動的にお金を貯めたいという場合は積立型、安い保険料で大きな保障を確保するには掛け捨て型を選ぶといいのではないでしょうか。

両方の商品を組み合わせるのが保険選びのポイントになります。

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