住宅ローンはどこで借りる?銀行/財形/フラット35/提携ローンを解説!

(最終更新日:2019年12月18日)

家は一生に一度の買い物とよく言われます。住宅ローンを組むということもほとんどの人が「初めて」のことだと思います。
住宅ローンを借りる先が複数あることはご存知ですか?
住宅ローンも、賢い買い物にするために、ベストな選択をしたいもの。
本記事では、主な住宅ローンの借り先である、銀行、財形、フラット35、提携ローンについてお伝えします。

(1)銀行の住宅ローン

住宅ローンといって一番に思いつくのが銀行の住宅ローンでしょう。銀行によって特徴やサービスは様々です。

 

主な選択のポイントとしては下記のようなものがあります。

・金利

・手数料(初期手数料、繰り上げ返済手数料)

・保証料

・団信(団体信用生命保険)の保障内容

・ネットで手続きができるか

・その他の特典

 

一般に銀行と呼ばれるものには、メガバンク、信託銀行、地方銀行、信用金庫、ネット専業銀行などがあります。

また、一部の生命保険会社でも住宅ローンを扱っています。

 

 

(2)財形住宅融資

財形住宅融資は、勤務先で財形貯蓄を行っている人で下記の要件を満たした人が利用できる融資です。

・財形貯蓄を1年以上行っている

・財形貯蓄残高が50万円以上ある

 

また、利用条件は下記の通りです。

・借入額は財形貯蓄額の10倍まで(最大4000万円)

・借入時の金利は1%前後(5年固定)

・銀行の住宅ローンや「フラット35」併用することも可能

 

財形住宅融資には次の4つの申込み先があります。

・財形住宅金融株式会社(会社員の方で、勤務先等が財住金に出資している場合)

・勤務先(会社員の方で、勤務先が事業主転貸を行っている場合)

・共済組合(公務員の方などで、共済組合等で窓口がある場合)

・住宅金融支援機構(上記に当てはまらない場合)

まずは勤務先に問い合わせてみましょう。

 

 

(3)フラット35

フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関との連携で行われる融資のことです。借入時の金利が返済するまで固定される「長期固定金利」がいちばんの特長です

また、省エネ性、耐震性、バリアフリー性、耐久性、可変性のいずれかについて優れた性能をもる住宅については、一定期間金利引き下げが受けられるフラット35Sが利用できます。

 

「フラット35」は、住宅金融支援機構に申し込むのではなく、取扱金融機関が窓口となります。商品内容は同じですが、取扱金融機関によって金利や手数料が異なります。

 

 

(4)提携ローン

住宅購入時に不動産会社から住宅ローンを紹介されることがあります。それが「提携ローン」です。

提携ローンとは、不動産会社が金融機関と提携し、提供する住宅ローンのことです。

物件自体の審査が終わっているので、申し込み手続きが簡単で、審査スピードも比較的早いことが特徴です。また、優遇金利が適用されるケースもあります。

 

ただし、提携ローンがあっても、必ずしも提携ローンを利用しなければならないというわけではありません。

 

 

自分にあったものを

住宅ローンには、さまざまな種類があり、申込み窓口も異なります。

しっかり情報収集して、自分にあった住宅ローンを選びましょう。

 

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