住宅ローンの返済額を左右する「金利」「期間」「ボーナス時返済の有無」

(最終更新日:2019年12月18日)

住宅ローンの返済額、借入時に設定する「金利」「期間」「ボーナス時返済の有無」によって大きく変わってくることをご存知ですか?
一生に一度といわれる住宅購入を賢い買い物にするために、住宅ローンの設定に関してもベストな選択をしたいものです。
本記事では、住宅ローンの借入時に設定する「金利」「期間」「ボーナス時返済の有無」がどのように返済額に影響するのかをお伝えします。

金利が低いと返済総額は抑えられる

住宅ローンは借金ですので、利息を払わなければなりません。金利が高いと利息の金額は高くなります。金利が低いと利息の金額は低くなります。

 

長期の借入となる住宅ローンでは、わずかな金利差が、返済総額を大きく左右することになります。

少しでも金利の低い住宅ローンを選ぶようにしたいものです。

金利の低い住宅ローンを選ぶためには複数の金融機関の住宅ローンを比較することが有効です。

 

 

金利の違いによる返済額の違い

(ローン総額1,000万、返済期間30年、)

金利 毎月返済額 返済総額
2.0% 36,962円 13,306,200円
2.5% 39,512円 14,224,080円
3.0% 42,160円 15,177,600円
3.5% 44,904円 16,165,440円
4.0% 47,741円 17,186,760円
4.5% 50,668円 18,240,480円

 

 

優遇金利が適用される場合も

住宅ローンを借りる人の条件に応じて、店頭表示金利よりも低い金利が設定されることがあり、「優遇金利」と言います。

優遇金利が適用されるための条件は銀行が独自に設定しており、自己資金割合や過去の銀行との取引状況など、様々な条件が考慮されています。

 

 

期間を短くすると返済総額は抑えられるが月々の返済額は大きくなる

金利の次に返済額に影響を与える要素は返済期間です。返済期間が長いと総返済額は当然多くなります。

 

金利3%で1,000万借り入れた場合の毎月返済額と返済総額

返済期間 毎月返済額 返済総額
10年 96,560円 11,587,200円
20年 55,460円 13,310,280円
30年 42,160円 15,177,600円
35年 38,485円 16,163,400円

 

 

返済期間を短くすると総返済額は減らせますが、毎月返済額は高くなってしまいます。

このため、返済期間を決めるときは、月々の返済額に無理がないように設定する必要があります。

一般的に返済期間は1年単位で設定できます。

 

また、総返済額を抑えたいのであれば、返済期間の途中で余裕がある分を繰り上げ返済することも可能です。

 

 

ボーナス時返済は利用すべき?

ボーナス時返済とは、ボーナス月に、毎月返済額にプラスして支払いを行う返済方法です。

その分、総返済額を抑えることができます。

しかし、ボーナス時返済を多くし過ぎると、もしボーナス支給額が減った場合、返済が苦しくなることもあるので注意が必要です。

 

 

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