公的な保障と自助努力

人生設計

公的な保障と自助努力

(最終更新日:2017年11月09日)

人生には様々なリスク

暮らしの中には様々なリスクがあります。それぞれのリスクに対して公的な保障がありますが、それに加え自助努力でリスクに備えることも重要です。

 

人生の様々なリスクと保障

リスク 必要なお金 公的保障 自助努力の例
死亡 遺族の生活費 公的年金

(遺族年金)

収入保障保険
葬儀代等 公的医療保険

(埋葬料)

預貯金

定期保険

終身保険

病気 医療費 公的医療保険 預貯金

医療保険

がん保険

収入の減少 公的医療保険

(傷病手当金)

所得補償保険

特定疾病保険

老後 老後の生活費 公的年金

(老齢年金)

預貯金

投資

個人年金保険

介護 介護費用 公的介護保険 介護保険

 

 

遺族の生活費

夫が会社員・公務員で、夫の平均標準報酬月額が30万円

妻35歳、長男5歳、次男0歳のときに夫が亡くなった場合

 

65歳までの受け取り合計額は約4,245万円になり、65歳以降の年金額は年額約126万円になります。

長男が18歳までの期間が最も多く年金を受け取れるのですが、それでも年額約170.9万円となり、子ども2人を育てていくためにはとても十分とはいえません。

遺族年金で不足する部分を民間の生命保険で補う必要があります。

 

 

葬儀代

葬儀費用は地域によっても差がありますが、平均で約190万かかります。預貯金や生命保険で備える方法があります。

 

葬儀費用の合計

葬儀一式費用 122.2万円
寺院の費用 44.6万円
飲食接待費用(通夜等) 33.9万円
合計 188.9万円

(出典)日本消費者協会「平成26年 第10回葬儀についてのアンケート調査」

 

 

医療費

入院経験がある人のうち、直近の入院時の自己負担費用の平均額は22.7万円となっています。8割弱の人が30万円以内の自己負担額になっていることがわかります。

 

直近の入院時の自己負担費用

(出典)生命保険文化センター 平成25年度生活保障に関する調査

 

※対象者:過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人(高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)

※自己負担費用:治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。

高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額

 

医療費を補うには預貯金の他、医療保険やがん保険などに加入する方法があります。

 

 

収入の減少

会社員が業務外の病気やケガのために働けないで仕事を休み、給料が支払われない場合や給料が下がった場合、最大1年6か月間「傷病手当金」を受け取ることができます。

 

自営業の場合にはこのような公的保障はありません。

 

収入の減少に備えるには所得保障保険や特定疾病保険などの方法があります。

 

 

老後の生活費

総務省「平成28年度 家計調査年報」によると、高齢者無職世帯においての月額の平均収入額が212,241円に対し、平均支出が263,315円となっています。

実に毎月5万円以上の赤字になっており、毎月貯蓄を取り崩して生活していることを意味します。

(出典)総務省「平成28年度 家計調査年報 夫婦高齢者無職世帯」

 

若いうちから老後生活に向け、計画的に積み立てをしていく必要があります。方法としては預貯金や投資、個人年金保険などの方法があります。

 

 

介護費用

介護に要した費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)のうち、一時費用(住宅改造や介護用ベッドの購入など一時的にかかった費用)の合計額は80万円となっています。

また、介護に要した費用のうち、月々の費用は平均7.9万円、そして、平均の介護期間は59.1カ月(4年11カ月)となっています。

総額約546万円の費用がかかることになります。

 

介護にかかる費用と期間

(出典)生命保険文化センター「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査」

 

介護費用に備えるには民間の介護保険に加入するなどの方法があります。また、健康管理に気を付けることも非常に重要です。

 

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