資産運用は分散、長期、ドルコスト平均法で賢い資産形成を

資産形成

資産運用は分散、長期、ドルコスト平均法で賢い資産形成を

消費増税、年金不安、低金利など、将来の資産形成に関して不安な状況が続きますが、そのような中で、少しでも堅実に資産形成をするには、いわゆる投資・運用のセオリーのようなものを知っておくと有効です。
本記事では、投資・運用の3つのセオリー「資産分散」「長期運用」「ドルコスト平均法」についてお伝えします。

(1)資産分散でリスクを小さく

「卵はひとつのカゴに盛るな」

「卵はひとつのカゴに盛るな」という資産運用に関することわざをご存知ですか?

ひとつのカゴに全ての卵を盛った場合、そのカゴを落とせば全ての卵が割れてしまいますが、いくつかのカゴに分けて盛っていればひとつを落としても全ての卵が割れてしまうことを避けられるという教えです。

つまり「運用先を分散させる」ことでリスクを小さくすることが大切なのです。

 

 

 

資産分散でリスクを小さく

資産分散とは、預金だけでなく、債券、保険、株式、不動産、原油や金などの複数の種類の商品に投資することをいいます。

資産を分散することでリスクを小さくすることができます。具体例を挙げると・・・

①複数の国や地域、企業に投資先を分ける

もしどこかの国でなにか地震や戦争などがあったとしても他の国にも投資をしておけば資産が減ってしまうリスクを回避することができます。

また、ひとつの金融商品(例えば株式)のなかでも、一つの企業だけでなく複数の企業の分散することも資産分散にあたります。

 

②債券と株式を持つ

一般的には債券と株式は値動きの相反しますので、両方の資産を持つことは一方の値崩れのリスクを回避することになります。

 

③複数の通貨で資産を保有する

例えば円建ての資産と米ドル建ての資産を持つことで為替リスクを回避することができます。

 

 

 

(2)複利効果と長期運用で時間を味方につける

複利効果とは

複利効果とは、元本に利息を加えた合計が新たな元本となり、継続的に運用されて元本がどんどん膨らんでいく効果のことです。

一般的に運用期間が長期間であればあるほど複利効果のメリットを受け取ることができます。つまり、資産運用を早くはじめるほど有利というわけです。

 

長期間の運用によって時間を味方につける

下図は元本100万円を年率5%で30年間複利運用をした場合の試算です。年率5%では、30年で実に332万円のリターンを得ることができます。

 

元本100万円を年率5%で30年間複利運用をした場合

 

1年後:1,050,000円(利益50,000円)

5年後:1,276,282円(利益276,282円)

10年後:1,628,895円(利益628,895円)

30年後:4,321,942円(利益3,321,942円)

 

このように長期間運用すればするほど複利効果の恩恵をうけることができるのです。

つまり、早く始め、時間を味方につけるということです。

例えば老後に向けた資産運用を考えている場合、少しでも早く若いうちに始めることが将来の大きな差を生むことになります。

 

 

 

(3)ドルコスト平均法

「タイミングを分けて卵をカゴに盛る」

例えば、ひとつのカゴに同じ日に全ての卵を盛って、そのカゴを落としてしまったら全ての卵が割れてしまいます。

 

同じ日に全ての卵を盛った場合

 

 

カゴに盛るタイミングを分ければ、1日目にカゴを落として卵が割れても、2日目以降に残しておいた卵をカゴに盛ることができ、全ての卵が割れてしまうことを避けられます。

 

カゴに盛るタイミングを分けた場合

 

 

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法とは、購入するタイミングを分散することによって高値掴みによる元本割れのリスクを回避し、購入単価を平準化することをいいます。

具体的には、株式や投資信託、外貨など、価格変動のある商品を購入する場合「毎月一定の金額を購入していけば、価格の安いときに多くの口(株)数を購入することができ、価格が高いときには少ししか購入することができず、長い目で見れば平均購入単価を低く抑えることができる」というものです。

 

ドルコスト平均法の例

 

 

ドルコスト平均法を利用した「積立投資」

積立投資とは、毎月決まった額で同じ銘柄を買い付けていき、価格変動リスクを抑える投資法です。

価格が安いときは多く、価格が高いときには少なく買い付けるため、結果的に平均購入単価を抑えることができます。

 

 

 

まとめ

分散投資、複利効果(長期運用)、ドルコスト平均法(購入単価の平準化)これらを活用することで、リスクを軽減しながら資産を増やすことができます。

この記事の著者

ファイナンシャルプランナー

2007年に株式会社F.L.Pに入社し、現在「保険相談サロンFLP」サイトのプロダクトマネージャーを務める。

ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、保険業界経験13年で得た知識と保険コンサルティングの経験を活かし、保険相談サロンFLPサイトの専属ライターとして、本サイトの1500本以上の記事を執筆。

併せて、保険相談サロンFLP YouTubeチャンネルにてファイナンシャルプランナーとして様々な保険情報の解説も行っている。

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