生命保険のリビングニーズ特約で受け取る生命保険金額に上限がある?

(最終更新日:2019年12月18日)

本来死亡後に支払われる保険金を生前に受け取れる「リビングニーズ特約」について詳しくみていきましょう。

リビングニーズ特約とは

医師から余命6カ月の宣告を受けた時、契約している死亡保険金の一部または全部を生前に受け取れるというものです。無料で付けられる特約です。
当然余命6ヶ月と宣告されてもそれ以上生きる場合があります。その場合でも返還などの必要はありません。
本来、死亡後に支払われる保険金を生前に受け取ることで、人生の最後に悔いのない時間を過ごすこと、または、経済的に十分な治療を受けられない状況を改善することを目的として考えられた特約です。

 

 

リビングニーズ特約3つのポイント

受取れる生命保険金額に上限がある

リビングニーズ特約で受け取ることができる生命保険金額には上限があります(例えば3000万円など)。
また、上限金額内であれば、任意の金額を請求することもできます。
加入している保険金額が3000万円に満たない場合は、加入保険金額の限度内で受け取れます。

 

保険金受取時の税金は非課税

生前に受け取った保険金は非課税で、税金は一切掛かりません。
ただし、受取ったお金を残して死亡した場合は、現金としてそのまま相続税の対象となりますので注意しなければいけません。

 

保険金の使い道に制限はない

受取った給付金の使い道に制限は特にありません。
医療費や生活費などに充てたりすることはもちろん可能ですし、最後の思い出に家族で旅行するなど、使い道に制限はないので有効に使えます。

 

 

リビングニーズ特約は中途付加できる

現在加入中の保険にリビングニーズ特約が付いているでしょうか。もし付いていない場合はほとんどの保険会社で中途付加することができます。
リビングニーズ特約は保険料が無料で付けられる特約です。使うか、使わないかは自分で判断できる特約なので、中途付加することによるデメリットは特にありません。
これから生命保険に加入する場合、そして今加入している生命保険に付いていない場合はつけるようにしておきましょう。

まとめると

・リビングニーズ特約とは、医師から余命6カ月の宣告を受けた時、契約している死亡保険金の一部または全部を生前に受け取れるというものです。
・リビングニーズ特約は無料で付けられる特約です。また、使うか、使わないかは自分で判断できる特約なので、つけるようにしましょう。

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