2018年4月に生命保険料が値下げ 見直すと保険料を安くできる?

(最終更新日:2021年11月16日)

・一部の生命保険が2018年4月に値下げされました。
・特に値下げ幅が大きいのが定期タイプの生命保険(定期保険や収入保障保険)です。
・既に生命保険に加入している方が、最新の生命保険に加入し直した場合、保険料が安くなることがあります。

生命保険見直しで保険料が安くなる?

生命保険各社は2018年4月、一部の生命保険商品の値下げを行いました。

今回の値下げで値下げ幅が大きかったのが定期タイプの生命保険です。定期保険や収入保障保険がそれに該当します。

 

そして、値下げの影響で、既に定期保険や収入保障保険に加入している方が、同じ保障内容で最新の定期保険や収入保障保険に加入し直した場合、保険料が安くなることがあります。

 

生命保険見直しで保険料を節約した例

 収入保障保険見直しで保険料が安くなった例

上記の例では、40歳男性が5年前に収入保障保険に加入しており、月々の保険料が6,220円でした。そこで同じ保障内容で最新の収入保障保険に加入した場合、月々の保険料が4,196円となり、月々で2,024円、年間で24,288円保険料が安くなりました。

現在、生命保険(特に定期保険や収入保障保険)に加入されている場合、最新の商品に加入し直した場合に保険料がどうなるのか確認をしてみるとよいでしょう。

 

 

生命保険値下げの背景は平均寿命の延び

生命保険商品の値下げの背景は、保険会社が保険料を決めるもととなる「標準死亡率」が11年ぶりに下がったためです。

※「標準死亡率」は法律に基づいて日本アクチュアリー会が算出しています。

 

「標準死亡率」が下がったのは、病気の早期発見など医療の進歩などにより、平均寿命が1.62~2.53歳延びたためです。

 

2007年を100%とした場合の2018年の死亡率

(出典)日本アクチュアリー会 2018年版 標準生命表

平均寿命が延びることは、生命保険の保険金の支払いが減る要因になりますので、生命保険の値下げ要因になります。

 

 

値下げとなった生命保険商品の例

具体的に値下げとなった主な生命保険商品は下記の通りです。

 

2018年 値下げになった、主な生命保険商品

保険会社 商品名 改定内容
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 ・無解約返戻金型収入保障保険

・定期保険<無配当・利差配当>

・低解約返戻金型定期保険

・無解約返戻金型定期保険

値下げ(2018/4/2から)
FWD富士生命 ・終身保険

・養老保険

・新がんベスト・ゴールド

値下げ(2018/4/2から)
東京海上日動あんしん生命 ・家計保障定期保険NEO

・定期保険

・長割り定期

・災害保障期間付定期保険

・長生き支援終身

・終身保険

・養老保険

・5年ごと利差配当付養老保険

・5年ごと利差配当付こども保険

値下げ(2018/4/2から)
三井住友海上あいおい生命 ・新総合収入保障 Ⅱ型 Ⅲ型

・新収入保障 Ⅰ型

・逓減定期保険

・定期保険

・無解返定期保険

・特定疾病保障定期保険

・特定疾病保障終身保険

・養老保険

・こども保険

 値下げ(2018/4/2から)
三井生命 ・定期保険-M(無配当定期保険)

・グランドクルーズ(5年ごと利差配当付終身保険)

・ドリームクルーズワイド(無配当外貨建終身保険016(予定利率更改型))

 値下げ(2018/4/2から)
マニュライフ生命 ・未来につなげる終⾝保険(通貨選択型⼀時払終⾝保険) 値下げ(2018/4/1から)
・こだわり終⾝保険v2(無配当終⾝保険Ⅱ型(低解約返戻⾦特則付)) 値下げ(2018/5/2から)

※期日は契約日

 

商品によって値下げ幅は異なりますが、10年定期の死亡保険料は5~10%程度の引き下げ、終身保険は全年代の平均で1~3%程度の引き下げとなりました。

ちなみに、保険料の改訂は新たに加入するか、更新を迎える契約が対象ですので、加入中の保険料が変わることはありません。

 

 

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