自動車保険を切替する際のベストなタイミングとは?注意したいタイミングとは?実際に切替するときはどうしたらよいのか?

(最終更新日:2020年09月02日)

先般自動車保険のCMをテレ等でよく見かけます。
このコラムをご覧になられている方の中にも自動車保険の切替を考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
今回は自動車保険を切替する際のベストなタイミングとは?注意したいタイミングは?
そして実際に切替をする場合のポイントをご説明致します。

自動車保険を切替するベストなタイミングはいつか?注意したいタイミングはいつか?

自動車保険の切替は実はいつでも可能です。

ただし自動車保険のノンフリート等級を損せず、且つ最も簡単に手続できるのが「満期日での切替」となります。

自動車保険のノンフリート等級制度は1年間無事故であれば、翌年の契約では1等級上がります。

そのため、満期日に合わせて切替を行えば1等級上がった等級で契約することが可能です。

但し自動車保険の補償期間の途中で切替をした場合は「切替をしたタイミングから」1年間無事故であれば1等級上がります。

つまり満期日での切替と比較するとノンフリート等級が上がるタイミングが遅くなってしまいます。ここが注意したいタイミングです。

よほどの理由が無い限りは補償期間の途中での切替をお勧め出来ません。

 

自動車保険を満期日で切替する時には実際にどうすればよいのか?

それでは自動車保険を満期日で切替する時にはどのようなポイントを押さえて対応すればよいのでしょうか?

ポイントは3つです。

 

自動車保険を満期日で切替する時のポイント1 満期日2月前を目途に各社で補償内容や保険料の比較を始めましょう。

保険会社や保険代理店の担当者は契約者様宛に自動車保険満期の意思確認を満期日の2か月前くらいから始めます。

一般的には「今年の自動車保険の更新如何でしょうか?前年同等条件で更新される保険料は○○円になります。別プランも検討されますか?」といった内容がお電話やメール、お手紙で連絡が来ます。

保険会社や保険代理店の担当者からの新しいプランの連絡が来たら、それを元に他社の見積もりやサービス内容の比較を始めても決して遅くないです。

 

自動車保険を満期日で切替する時のポイント2 現在の担当者に更新しない旨を早めに伝えましょう。

新しい保険会社と補償プランが決まり満期日で自動車保険を切替する場合には、まずは現在の担当者には「貴社では継続しない旨」をお伝えした方が良いでしょう。

必須ではありませんがお伝えした方が良い理由があります。

その理由は現在加入している自動車保険に「更新特約」という特約が付加されている場合があるからです。

「更新特約」とは保険会社や保険代理店の担当者が万が一満期日までにご契約者様と連絡が取れず、契約者から更新しない旨を確認できない場合には同等の契約内容で自動更新される特約です。

「更新しないから現在の担当者には連絡しなくていいや。」と思っていると、現契約は自動的に更新され、新契約もあるという二重契約状態になってしまう場合がありますので注意が必要です。

 

自動車保険を満期日で切替する時のポイント3 満期日から1週間から10日ほど前には手続完了しておきましょう。

新しい保険会社と補償プランも決まり現在の担当者に連絡も入れたら、いよいよお手続きです。

補償の開始自体は満期日の前日もしくは当日でも手続完了をすれば、補償自体は継続され空白期間無く安心して運転することが出来ます。

保険のプロからアドバイスをさせて頂くと「満期日から1週間から10日ほど前には手続完了しておくこと」をお勧めします。

理由は保険証券にあります。一般的に申込手続き完了から保険証券発行まで1週間から10日ほど掛かります。

もちろん保険証券が無くても、申し込み手続きが完了していれば万が一の場合には補償は受けることができます。

それでも新しい保険に切替される満期日の時点で保険証券が手元に届いていたほうが運転者として安心では無いでしょうか?

保険証券には事故があった場合の連絡先や住所変更や車両変更など契約情報が変更になった際の連絡先などが記載されております。

届きましたら内容を確認して大切に保管しましょう。

 

本記事は一般的な自動車保険の内容に基づいて作成しております。そのため各保険会社によって取扱いが異なる場合があります。詳しくは各保険会社や代理店にお問い合わせください。

まとめると

自動車保険を切替するなら満期日で切替がお勧めです。
補償期間途中での切替は自動車保険のノンフリート等級をアップされるタイミングが遅くなりますので注意が必要です。
満期日での自動車保険を切替される場合には満期日2ヶ月前から検討してみましょう。
また現契約を継続されない場合には現在の担当者への連絡ももれなくしましょう。

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